前回の記事から約半年が経ちました。遅筆ですいません、らっちです。流行り病が広がる今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
唐突ですが青森に行ったんですよ、青森に。ついでに北海道にも行ったんですよ(約1年前)。
青森ってリンゴのイメージしかなかったんですが、工学的魅力も大きいよ、楽しいよって話です。
1年近く前のことで記憶がガバガバなので遊んだエリアごとにまとめました、ごめんなさい。
以下本文です。
青森駅周辺で遊んだ話
鉄道連絡船の記念館である八甲田丸。青森県と北海道にそれぞれ連絡船を改装した記念館が存在するが、今回は青森県にある青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸に入館した。展示内容は当時の船内を残しつつパネルや模型、人形を使って青函連絡船の歴史や連絡船の特徴を紹介するものだった。艦橋とか甲板とかはフツーの客船とほぼ同じでふーんって感じだったが、この船の最大の魅力である車両甲板で並ぶ鉄道を見て、はぇー船スゲー、これの設計とか面白いだろってなった。
車両甲板には鉄道車両が複数展示されてる |
車両甲板後部。レールがぐちゃぐちゃってる |
船舶用クソデカエンジン 車両甲板があるからエンジンの配置を云々みたいな説明があった気がしたけど忘れた |
青函連絡船の近くから蒸気船「青い風号」に乗ると海上から連絡船や青森港周辺を見渡せる。「青い風号」はレシプロ式蒸気機関とかいう機械工学の基礎みたいなエンジンを搭載しており、そのエンジンは客席の目の前に置かれている。目の前で機械機械した機械がガッシャンガッシャン音をたてながら動いてるので見てて楽しい(語彙力)(動画みて)。
蒸気船「青い風号」 ちっさい船なので乗り心地は… |
海上から見た八甲田丸 |
周辺にはスクリューや鉄道用桟橋とか連絡船に関するものが展示されており見飽きない。トータルで2時間程度使った。
展示してるスクリューの先っぽ、キャビテーションによる減肉であってますか? |
鉄道用桟橋 |
連絡船の近くにA-FACTORYという店があり、2階のレストランのリンゴを使った料理が美味しい。お店がオシャンティーなのでビビる。他にも「ねぶたの家 ワ・ラッセ」というねぶた祭資料館がある。実際に使用されたねぶたが展示してあり祭りの雰囲気が味わえる。
A-FACTORYのレストラン。皿じゃなくて石板の上に料理が載っとる… シードルを飲むことができる |
ねぶた祭記念館 ワ・ラッセ ねぶたの作りについて詳しい解説がある |
津軽半島で遊んだ話
青森から車で1時間半程度のところにある青函トンネル記念館。竜飛岬に行くついでにあまり期待せずに立ち寄ったが、日本の展示施設の中でもトップレベルに特別なことが体験できる施設だった。展示は青函トンネルに関するあらゆることや海外の海峡トンネルについてであり、土木工学万歳となる内容だった。こんな大規模土木を作った時代スゲーなってなる。展示物はやや古く、北海道新幹線開業前の内容が多いので「早期北海道新幹線実現に向けて頑張ろう」的なフレーズが多い。青函トンネル高速化とか東京札幌4時間の可能性とかそーゆー展示を取り入れてほしい。![]() |
英仏海峡トンネルのあゆみ(抜粋) イギリスくんさぁ… |
このケーブルカーに乗って移動する。傾斜は14度 |
地下への道のり ムッチャ揺れる。というか跳ねる。 |
水面下140m地点 |
地下では建設時の機材や青函トンネルの防災対策設備などを見学することができ、ガイドさんが解説をしてくれる。
当時の建設機材 |
地下坑道はこんな感じ |
写真奥の隔壁を開けると本坑がある。 昔はこの奥に竜飛海底駅があったらしい |
こーゆーの好き |
約40分の見学であったが内容は濃く、交通の便がクソ悪いところまで来た甲斐がある。
青函トンネル記念館周辺にも建設機材の展示があるが、竜飛岬の過酷な環境で野外展示され朽ちるに任せる状態なので、見学に行くなら早いに越したことはない。
建設時人員を運んだ車両 展示物の中では原型を保っている |
完全に朽ち果てた展示物 |
この後は竜飛岬に行きましたよ。天気悪くてあんまり見れんかったけど。
天気が良かったらもうちょっと何か見えただろ |
竜飛岬からの帰り道に四ヵ所観光スポット(?)に立ち寄った。
1ヵ所目は下図マップの赤丸のところ。津軽半島の先の先。特に何かがあることもなく、ただの限界漁村という感じだった。
![]() |
津軽半島の先の先 |
休憩所はあった |
埋め立てにより津軽半島と陸続きになった帯島 見た目から特徴的な岩石から構成されてることはわかるけど岩石の種類はわからん |
2ヵ所目は津軽半島最北の駅、三厩(みんまや)駅。
東京の整備された駅とは懸け離れた小屋付きの何か。
観光地っぽさがあるのはここだけ |
ホームはこれだけ |
駅近くに放置された保線車両 MTT 08-2X-32Sって書いてあったけど何の車両なのかわからん。案内板すらなかった。 google mapの航空写真やストリートビューでは確認できないので最近置かれたものだと思う。 |
3ヵ所目は青函トンネル青森側出口
資料映像とかで見たことがある青函トンネルの出入り口。
親切に駐車場と展望台が設置してある。駐車場に着いたタイミングで上下線の電車が通過してしまったので展望台から電車を見ることはできなかった。また来ることがあれば事前に調べたいね(来ることあるか?)。
一度は見たことがあるであろう青函トンネル出入り口 |
4ヵ所目は奥津軽いまべつ駅&津軽二股駅&道の駅アスクル
奥津軽いまべつ駅周辺を見ると岐阜羽島駅周辺が大都会に感じる。それほど何もない駅。新幹線駅、在来線駅、道の駅が同じ敷地にあるのに名前が異なる。
1階が出入り口、4階が新幹線改札口になっている。2階3階は何もなかった気がする。 中央にエレベーターがありそれを取り巻くよう階段があるのでオトナ帝国ごっこができる。(やった) |
以上の4ヵ所は本人がそれを楽しめるか否かによって感じ方が大きく異なる施設だと思う。僕は実績解除気分で行った。
ノリと勢いで北海道へ行った話
ここまで来たので津軽海峡を横断したい。そう思い立った僕はホテルからバスと徒歩でフェリーターミナルに向かい船に飛び乗った。ビューシートからの眺め 津軽海峡の混雑具合がよくわかる |
函館港 ナッチャンworldがいる |
函館についてからはプラプラ歩いて函館観光をした。赤レンガ倉庫のレストランでジンギスカンを食べたり函館山から夜景を見たが超有名観光スポットなので割愛。
次の日ホテルから出た僕は五稜郭に向かったが超有名観光スポットなので割愛。
五稜郭近くにあるラーメンあじさい FND先輩に教えていただいた |
五稜郭は超有名なのに存在すらほぼ知られていない四稜郭に行った。五稜郭と比べサイズや起伏も小さいが、土塁や堀を歩いて確認することができ、稜堡式城郭のつくりを自分の目と体で理解できる。
四稜郭そのものと案内板しかない 写真だとわかりにくいから足運んでください |
そこから車で30分ほどドライブすると最北の新幹線駅、新函館北斗駅に着く。
新函館北斗駅北口 |
新函館北斗駅北口に背を向けると見える景色 |
自分の真後ろに新幹線駅があるとは思えない光景が広がっている。これが数年後には在り溢れた新幹線駅に変わり果てているのだろうか。
車を函館駅近くに返却し電車に揺られて最終目的地兼帰宅の始まり新函館北斗駅に再び戻ってきた。
新函館北斗駅から札幌方面を望む |
新函館北斗駅のキヨスク なぜラッチっという店名なのかはわからない |
僕を現実に連れ戻す新幹線 |
新幹線に揺られてこの旅はおしまい。
ノリと勢いで初北海道になったけど充実した内容だった。
なお、僕が津軽海峡付近で楽しんでる間、梅子はラボでやべー量の雑務とストレスに追われてキレてた。
なお、青森ー函館間をフェリーで移動すると3時間40分、新幹線で移動すると1時間。青函トンネルは偉大である。
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