みなさん、こんにちは
流行り病が収まらない今日この頃、いかがお過ごしですか。
今回は弾丸佐渡島ツアーをしてきたという話。
事の発端は9月ごろ、高速カーフェリーあかねが引退することを知ったとき。
初めは、ほーんって感想だったが調べていくうちに以下の点が判明した。
- ナッチャンWorldと同型のウィーブ・ピアーサー型双胴船という特殊な舶であること
- 引退が次の四月であること
- 11月中旬から2月末までは運休すること
- 国内で一般人が乗れる同型の高速船は「あかね」のみであり、その航路は直江津-小木間のみであること
以上の点より早急に「あかね」に乗らねばとなり、弾丸ツアーを始めた次第。
あかねの詳細について以下を見て欲しい。特にyoutubeをみてカッコよさを知ってほしい。
あかねの紹介
公式サイト
https://www.sadokisen.co.jp/about-ships/ships-guidance/#highspeed-carferry-akane
紹介動画
https://youtu.be/8DKXazG6TUE
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佐渡汽船 高速カーフェリー 「あかね」 ※佐渡汽船HPからの引用 |
11月4日夕方
行くと決まって数時間後。佐渡汽船に電話をかけ、明日の運行予定について確認をした。確認が取れたのち、カーフェリー「あかね」の座席予約を行った。予約した座席はもちろん一等の最前席。眼前に広がる日本海を眺めながら佐渡海峡を渡ることができる素晴らしい座席を前日にもかかわらず予約することができた。それどころか一等の座席は1割も埋まっていなかった。
流行り病の影響で人居なさ過ぎwwとか思ってた。今思えば、なぜ一等がガラ隙なのか深く考えるべきだったが旅行の熱に浮かされた我々は最前列が取れたことに歓喜していた。
この時は惨劇を想像すらしていなかった。
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佐渡汽船高速カーフェリー「あかね」の船内図 ※佐渡汽船HPからの引用 |
11月5日未明、日も登らぬうちから車を飛ばすこと4,5時間。
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国道8号 親不知区間 歩道がある |
古来よりの難所、親不知を通りながら道路整備のありがたさを感じて到着した直江津フェリーターミナル。
フェリーターミナルには修学旅行の小学生と高校生の団体が合わせて150人くらい居た。彼ら彼女らにガン見されて指さされた。髪の色は気をつけようね。
直江津フェリーターミナル |
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発券窓口 |
未だに就役時のポスターが貼ってある 就役後わずか6年で御役御免となるとは思ってなかっただろうに |
何を言っているんだ。我々は「あかね」に乗るためにここまで来たんだぞ。これまで多くの船に乗ってきて酔った事ないから問題ないだろ。このような考えで佐渡汽船さんからの親切な忠告を無視して我々は一等で発券してもらった。
この瞬間、私の死を回避する最後の砦が崩壊したが、そんなことを知らない私は最前列に座れることを喜んでいた。
「無理になったら船体後方に移動して船員に伝えてください。」
この言葉が佐渡汽船からの最後の言葉だった。
一等座席からの眺め 画面中央下に見切れている2つの白いモノが袋 |
後部デッキからの眺め |
船内で買った昼ご飯 |
揺れ。ゆれ。ユレ。ヨー、ロー、ピッチすべての軸が激しく動く。
飛行機や振り子電車、アトラクションの比ではない。
初めは笑っていられるが3分もすれば笑顔が消える。
波を超える度にフワッという感覚(いわゆるチンサム)が襲ってくる。胃が揺られる。
白い袋を使用した。
事前に言われたとおり船体後方に移動しようとするも激しい揺れと気持ち悪さでほぼ動けない。座席から10m移動して限界になり、うずくまっているところを船員に助けていただいた。そのままカーペットエリアに連れていかれ、枕と冷たいタオルもらい1時間寝続けた。横たわる青髪Youtuberモドキを奇異の目で見る小学生の目を僕は忘れない。
結局、船は波の影響で15分遅延し佐渡島に着いた。航行時間125分のうち一等座席に座っていたのは一瞬、ほとんどの時間をカーペットで過ごした。何のために追加料金を払って一等にしたのか。
佐渡汽船レンタカーホームページにアクセスすると403が表示され不安になるが電話すれば予約できる。
2時間ぐらい滞在した。
江戸時代の鉱山 人形で様子が再現してある
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海上国道350号線 角栄先生は偉大 |
沈む夕陽 |
ロール軸の揺れがわずかにあるだけでぐっすり眠ることができた。
波が穏やかになっただけでは?と思った私は船体前方に向かったが前方の揺れは往路と変わらず地獄であった。
到着後の「あかね」 |
車を出していただいた某氏にはこの場を借りて御礼申し上げます。
今年は11月15日までの運行なので乗りたい方は急いで乗りに行ってください。
佐渡汽船HPからgotoが使えるプランもあるのでよろしければそっちも見てください。
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